沼中 Music Band
1.はじめに

私たち「沼中 Music Band班」は沼島に伝わる音楽について調べました。資料を探したり地域の方々に聞いたりしましたが、なかなか情報を集めるのにたいへんでした。

そのような中で、沼島の大切な行事である沼島八幡神社の例大祭で行われるお神楽について詳しく調べてみようということになりました。沼島では、巫女の舞ができることは誇りであり、お神楽の舞曲は地域の方々によく知られています。小学生のときに、この舞曲をもとにつくられた曲「くにうみ」を取り入れ和太鼓演奏をしたので、私たちにとっても親しみのある音楽です。そこで、この「くにうみ」を箏・三味線・篠笛・十七絃・締太鼓の和楽器合奏用に編曲した「くにうみ変奏曲」に挑戦してみることにしました。

2.沼島に伝わる音楽について
@沼島のお神楽について
沼島八幡神社の春と秋の例大祭で奉納されるお神楽について、沼津知明さんにお聞きしました。
○巫女の舞について

沼島八幡神社の春と秋の例大祭で行われる巫女の舞は、
4種類あります。

1)御幣の舞(通称=ごへいのまい)

2)御幣鈴の舞(通称=ごへいすずのまい)

3)御鈴扇の舞(通称=すずおうぎのまい)

4)鯛扇の舞(通称=たいおうぎのまい)

御幣の舞・御幣鈴の舞・御鈴扇の舞は、淡路島内いずれの神社でも舞われています。鯛扇の舞は、戎神社や漁師町の神社で舞われています。鯛扇の舞を継承している地域は現在では、たいへん少なくなっているそうです。

神楽舞は、古くから神社で奉納されていました。明治初めに神仏分離令が出されて、それから各神社の祭り事は、それぞれの神社で重要視されるようになり、荘厳さを増してきました。

○お神楽の舞曲について
日本で、古くから(神話の時代から)伝わる音楽と言われています。宮中の儀式のための音楽とされてきました。

現在、沼島八幡神社例大祭で奉納されているお神楽の舞曲は、「淡路神楽」と呼ばれる里神楽です。里神楽は、神楽の中でも、宮中ではなく民間で行われる神楽のことを言います。古くから淡路に伝わる「淡路神楽」を、代々の神職家が沼島に伝え、それをもとにして今日まで伝えられてきました。大阪を中心とする「浪速神楽」は、楽人たちによって楽譜が作成され、各神社で広く奉納されていますが、「淡路神楽」
は楽譜がないため、聞き覚え・見覚えが必要となり、伝えること
が難しくなっているようです。

 沼島のお神楽では、神楽太鼓と龍笛という笛だけで演奏して
います。本当は、歌詞もついていますが、沼島ではそこまでは
しないそうです。

A沼島で昔から伝わる唄について

中区の恩地さんにお聞きしました。恩地さんに借りた資料
は、おのころ会機関誌(
21号)、平成16年7月20日発行の
「おのころ」とおのころ会創立
50周年記念誌の「おのころ島
物語」です。           

恩地さんから教えてもらったほとんどの唄が、古くからの
唄でした。おめでたいときに唄う唄や、魚がたくさん捕れる
ようにと作られた唄もありました。例えば、「亥の子まつり」
や「五月ぶし」などがあります。

それから、いまでも受け継がれているものに、だんじり唄と音頭があります。だんじり唄は、各地区によって違うものが歌われ、音頭のはやしことばは、それぞれの音頭によって違うそうです。

このように調べてみて、沼島にはたくさんの唄があることがわかりました。唄のほとんどが知らなかったので勉強になりました。これからは、音頭のはやしことばは何と言っているのか、またそれはどういう意味なのか調べてみたいです。

〔だんじり唄の歌詞〕
あれをみやんせ あたごの山に 金の煙が ほこりたつ
3.和楽器合奏「くにうみ変奏曲」について

私たちが和楽器合奏をした曲「くにうみ変奏曲」は、第一章と第二章に分かれています。

第一章は、沼島小学校の和太鼓演奏で用いられている「くにうみ」の旋律を、和楽器合奏用に編曲したものです。この「くにうみ」の旋律は、沼島八幡神社の春秋例大祭で奉納されるお神楽の旋律をもとにして作られています。また、第一章は沼島に伝わる「くにうみ神話」、第二章は、海人族が伝えた「島生み神話」をイメージしています。

くにうみ神話

『むかしむかし 日本の形がまだ出来ていないとき 

  高天原の神様たちに 島を作るように言われた

  伊耶那岐と伊耶那美の神様

  天の浮き橋に立ち 天の沼矛をかきまわし

  それを引き上げたときに 落ちたしずく    

  それがかさなり できた島 おのころ島』

(沼島全景)

島生み神話

『長い航海の末に 紀伊水道に入って来た海人たち             

  そこに現れたのは 海にそびえ立つ巨大な岩だった

 彼らは 矛の形をした櫂と 同じ形をした岩を見て驚き

 暁の空が刻々と変化し 雲と光が織りなす壮大な色彩の中の その岩に

 感動のあまり言葉を失った

 海人たちは 手に持った櫂の先を上げ そびえ立つ巨大な神に

  「たつかみ たつかみ」と叫んだ

  声はハーモニーとなり 朝焼けの空へと広がる』
(立神岩)
三味線の楽譜
箏の楽譜
4.使用した和楽器について

使用した和楽器

・締太鼓    ・篠笛    ・三味線  ・箏

・十七絃
〜締太鼓について〜
締太鼓の打つ姿勢は座っても、立っても打つこと

ができる。また、「調」というしらべを締めたりする

ことで音の高低を出すこともできる。
〜篠笛について〜

篠笛は祭りばやしや神楽、あるいは歌舞伎の音楽などで

用いられる竹製の横笛です。フルートと音声の原理は全く

同じで、七つ(または六つ)の指孔(指穴)を開けたり閉

じたりして音の高さを変えます。人の声の高さに合わせる

ために半音刻みに様々な音の高さの笛があります。

〔構造〕(七孔の場合)

近くから、歌口(うたぐち)→七孔→六孔→五孔→四孔→三孔→二孔→一孔

〜三味線について〜

三味線は歌などの伴奏楽器として江戸時代に完成されました。
世界の中にも三味線とよく似た形の楽器があるが、その中で
も特に中国の三弦(サンシエン)が三味線に最も近いといわれて
います。3本の弦はそれぞれ太さが異なり、同じ高さの音でも、
使う弦によって音色が異なります。三味線には棹の長さは同じ
でも棹の太さや胴の大きさ・丸み、弦の太さに細かな違いがあり、
それらが音色の違いとなって表れることもあります。普通、棹の太さを目安にして太棹・中棹・細棹の3種類に分類されます。

〜箏〜
 雅楽に用いられる楽器の一つとして、唐(中国)から伝来しました。現在でも雅楽に使われる箏(楽箏)と雅楽以外で用いられる箏(俗箏)があります。普通、箏というと、俗箏のことをさします。通常桐の木で作った胴に13本の弦を張り、各部分の名前は箏全体を龍の姿になぞられてつけられています。
弦の名前は、奏者の向こう側から手前に向かって順に、
「一二三四五六七八九十斗為巾」と呼びます。
〜十七弦〜
  十七弦は十七本の弦を持つ箏で十七弦箏(じゅうしちげんそう)とも呼ばれ
ます。低音楽器であるため、通常の箏より太い弦が用いられています。演奏す
るための爪も、構造は通常の箏爪と同じであるが、弦に負けないように厚めの
ものが使われています。全体の構造は通常の箏と同じであるが、通常の箏より
一回り大きくなっています。
5.和楽器合奏の練習について
最初に各パートで演奏の仕方を教えてもらいながら練習しました。初めて演奏する楽器は、楽器を構えるのも音を鳴らすのも苦労し、和楽器用の楽譜を見ながらの演奏も慣れるまで大変でした。また、それぞれのパートで音の高さや息を合わせるのが難しかったけど、その練習をしたおかげで、みんなと合奏がしやすくなりました。

 合奏の練習では、2時間続けてするときもあったのですごく指が痛かったです。
でも、一
生懸命練習に取り組み、最初はバラバラだった演奏が、練習するにつれて
だんだんと息が合
うようになってきたときは、とてもうれしかったです。最後には
自分達で納得するような演
奏ができるようになってきました。

 南あわじ市で箏と三味線を教えられている村居先生をゲストティーチャーとして
招き、練
習会も行いました。体の向きや姿勢、弦の弾き方など細かいことをいろい
ろ教えてもらった
おかげで、さらに良い音が出るようになり、たいへん勉強になり
ました。また、「頑張ってい
い演奏ができてるね。」とほめていただいたので、私
たちの自信にもつながりました。

6.沼島を知る活動発表会
 沼島八幡神社の春と秋の例大祭でされる巫女の舞と、奉納されているお神楽の舞曲について調べたことを発表しました。聞いている人が分かりやすいように、パネルを使って発表しました。大きな声でゆっくりと発表するように心がけました。
 和楽器合奏をする前に、『くにうみ神話』と『島生み神話』のことについて説明しました。聞く人がそのことについて分かることで、合奏がより深く伝わるように考えました。
和楽器合奏の様子。  

とても緊張しましたが、気持ちを一つにして、一生懸命演奏しました。

7.活動を終えての感想
 僕は、和楽器演奏で太鼓をたたきました。練習中は、いろいろ注意されることもありましたがふつうにたたくことができました。けれど本番では、緊張したのか少し迷ってしまいました。終わった後、長いこと練習したと思いました。本当は、音楽班に所属するのが嫌だったが、入って悔いはないと思えるようになったので良かったです。

7月からの3ヶ月間、私達は沼島の音楽というタイトルで沼島の音楽について調べました。たくさんの人の協力を得て、沼島の音楽について知ることができたと思います。

 今回、沼知初の和楽器演奏を試みました。私は三味線を一度弾いた事があります。弦の感覚が少し違うと音も微妙にずれて音を定めるのに時間がかかりました。一番つらかったのは正座です。練習では約1時間ぐらい正座をしていたときもありました。今では1時間ぐらいだとしびれがきれなくなりました。本番はばらばらだったけど、自分たちの力でここまでこれて良かったです。

私は、こんなに短時間で篠笛なんか吹けるんかな?と不安でした。でも家でも練習したので本番前には、だいぶ吹けるようになったので良かったです。調べ学習も沼津知明さんに、色々なことを教えてもらいました。本番では、少しずれていたけど、最後まで止まらずに続けられたので良かったです。篠笛の指使いはなかなか慣れなくて苦戦したけど、何度もやったらできるようになりました。この班に所属して良かったです。

短い期間でインタビューをしたり、インターネットでだんじり唄と太鼓・みこの踊りや伝統の音楽などを聞いたり調べたりしました。聞きに行くといろんなことを教えてくれて、実際に踊ってくれた人もいました。そのおかげで昔のことなどいろんなことが分かりました。その調べてきたことをまとめて発表したり、小学生のときに太鼓で演奏した『くにうみ』の編曲したバージョンを和楽器を使って演奏したりしました。私は、箏を弾きました。初めは、すごく難しかったので、絶対無理だと思いました。でも、だんだん練習していくにつれてみんなと音を合わせたり、間違えないで通せるようになって、『成功させよう』と思うようになってきました。 

本番では、練習してきた成果を出そうと思ったけど、緊張してしまって手が思うように動かなくて間違ってしまったところもありました。でも最後はみんなで心を一つにして頑張ったので成功できました。演奏が終わった後、みんなが盛大な拍手をくれて喜んでもらえたので、やって良かったと思いました。この経験で、できないと思うこともあるけれど最後まであきらめないでやるとこんなに嬉しいんだなと思いました。練習していて、指が痛くなるときもあったけれど、その痛かった分すごく良い思い出ができたので良かったです。

私は、「沼島music band」で、沼島の音楽について調べました。地域の人たちに聞きに行きました。そのおかげで、沼島について、昔のことや盆踊りや祭りのことまで分かりました。調べてきたことを学習発表会で発表しました。そして、和楽器演奏もしました。私は、篠笛を演奏しました。初めは、演奏の仕方も知らないまま演奏していたけど、練習するにつれて音が鳴ってきました。でも、息が続かずしんどかったけど、上手にできた時はうれしかったです。

学習発表会では、今まで調べてきたことや練習してきたことを発表しました。あまり上手にできなくて、残念だったけれど、聞いてくれてた人たちが「上手だった」と言ってくれてうれしかったです。

7月から約4ヶ月私達は、沼島の音楽のことについて調べました。私と中元なつのさんで沼津知明さんに、巫女の舞の事について聞いてきました。巫女の踊りがどうやって伝わってきたかなどをくわしく知ることができました。

 私は「箏」をやりました。箏はとても難しく、初めの頃は全くできなくてとても苦労しました。やっていくうちに、できるようになったけど、期間が短かったので完璧ではないけど、神邊真衣さんや先生に教えてもらって何とかできるようになりました。本番でも少しだけまちがえてしまったけど、たくさんの拍手をもらえてよかったです。

 これからもできないことがあればいっぱい練習して、完璧じゃなくてもミスなどをしてもがんばって取り組んで、いっぱいほめてもらったり拍手をしてもらったりしたいです。

「初めは、何すんのんかな?」と思っていました。するとみんなで話しあって、地域の人にだんじり唄についてインタビューをしました。その後、二学期に入って和楽器演奏をすることになりました。

姿勢やバチの持ち方で色々と苦労しましたが、周りの人に助けてもらい、なんとかできるようになりました。本番は台詞が頭からとぶというハプニングもあったけど成功しました。楽器を奏でるというのは、とても大変でしたが、またこのメンバーでしたいです。

 和楽器を演奏して難しかったです。十七弦をしました。がんばりました。でも、少し難しかったです。弾く場所を覚えるのが難しかったです。でも、またやりたいです。正座で座るのが痛かったです。本番の時は緊張しました。でも、ちゃんとできました。練習してきつかったけど、少しずつ上手になってきました。手も痛かったです。自然班や言語班は上手にできていたと思います。音楽班もうまかったと思います。